北京五輪 男子 日本 - アメリカ

アメリカ相手にほぼ互角の勝負をしているので、悪い試合とは言えないんじゃないでしょうか。
このレベルの大会でこのレベルの相手に対し、そう何度もビッグチャンスは来ないはず。それを考えると前半20分過ぎのショートコーナーからのあんなチャンスを外しているようでは、勝てるわけないですよね。互角以上の相手に対しきっちりと勝つとしたら、やはりあのような大チャンスは決めないと勝てないでしょう。逆にゆっくりと立ち上がったアメリカがこの大ピンチを日本の大ミスというラッキーな形で切り抜けたことで、少し勢いづいてしまった感じがします。


アジア予選をヨロヨロと戦っていたあのチームを思い出したなら、この試合の日本代表は随分としっかりした試合をしたと思います。ただ、チャンスを決められなかったから、負けただけ。スタメンや選手起用が間違っていたとか、試合の入り方がおかしかったとかではなく、決めたか決められなかっただけだと思います。サイドの攻防でも互角以上に渡りあっていたし、中盤だって負けていたわけではないし、守備で大きく崩されていたわけでもないし。地に足が着いた、良い試合をしたと思います。前半にあれだけサイドから良いボールを供給しながら1点も取れず、後半にアメリカの最初のビッグチャンスであっさりと失点してしまった。これでは勝てません。前半の終了間際にコーナーを得ながら蹴れずに終わってしまった場面がこの試合を象徴していると感じました。


あと、試合には関係ないことですが女子の試合でも感じたのですが、さすがに五輪では君が代に対するブーイングは禁止でもされているようですね。試合の中では日本の対戦相手のチャンスに盛り上がって、日本に対するブーイングの代わりにしているようですが、男女ともに初戦を勝利することができず、地元民を黙らせることができなかったのは非常に残念です。地元民がどれだけアメリカやニュージーランドが好きなのかは分かりませんが、勝って黙らせることができなかったのは悔しいです。


ちなみに私の家族の分析による敗因は、日本のユニフォームが上下青・青だったことだそうです。確かに上青・下白より青・青の方が大事な試合で負けているような気もしますが…