バーレーン - 日本

いやぁ、勝って良かったですねぇ。まずは、勝ち点、とにかく勝ち点。
カレンダーとは関係ない働き方をしているもので、土曜日も仕事で日曜日も仕事。そんな仕事と仕事の合間の夜中の3時半に起きて見た価値がありました。最後は何とも言えない終わり方でしたが、それでも勝ち点が2に減らされるわけではないですから。3−0になった時間帯までは完璧な試合展開でした。後半40分までは。


調整試合ではぱっとしなかった日本代表ですが、海外のクラブに所属する中村俊選手や松井選手や長谷部選手が入ると攻撃は形になります。相手がバーレーンだからということもあると思いますが、とにかく自分たちでボールをまわしてセットプレーを取り、そこからのFKで点を取る。1点目も2点目も日本の狙い通りの得点でしょう。流れの中からではないとか言うこともありますが、勝ち点が大事なワールドカップ予選において、自分たちがセットプレーが得意ならそこから点を取ることは最良の選択です。2−0になったところで試合の行方は見えたと思ったのですが、甘かったです。


しかしたった2分間でバーレーン相手に2点も取られるとは、つくづくサッカーは怖いです。暑さや様々なコンディションで日本の足が止まってしまった時間帯とは言え、42分、43分と2分間で2点も取られるとは予想外でした。1失点目はクロスの供給源にまったくプレッシャーがいっていない点と、最終的に決められた右サイドが何もできなかったことはちょっと問題があるとは思いますが、まさかあのような形で2r点目まで取られるとは思いませんでした。さすがにゴールに流し込むヘディングは旨いって、勝ったから言える冗談ですけど。
私は今でも右サイドは加地選手の方が安心だと思っている人間なので個別の選手にはあまり触れないほうがいいかもしませんが、それでも内田選手の守備の軽さが心配です。1つの失点が命取りになりかねないワールドカップ予選において、ちょっと守備に不安が残ります。攻撃には良い選手だと思いますが、ワールドカップ予選と言うステージにおいては、まず守備を優先するポジションじゃないかと思っています。攻撃はどっちみちセットプレー頼りですから。


とまぁ多少の疑問点はありますが、今の日本代表にとっては勝ち点を取ることが最大の目標であり、ウルグアイ戦から流経大戦と悪い流れで来たイメージを断ち切る意味でも良い勝利でした。今回の予選では日本がグループ2位以内を確保する確率は6割ぐらいで、4割ぐらいは3位以下に落ちることも覚悟しているので、とにかく勝って発進できたことが何よりです。