オーストラリア - 日本  WCアジア最終予選

いや、面白かったですね、ワールドカップアジア最終予選はこうでないと面白くない。


初戦を引き分けてるオーストラリアが開始直後からくるくる。それを日本が跳ね返すのだけど、決して余裕で跳ね返しているわけでもなく、直前2試合にほとんど厳しく攻められていない日本守備陣もいまいち競り勝てない。でも、それで慌てるでもなくうまく受け流している感じがして、猛攻を受けている割にはそんなに心配していなかったし、やられる気もしなかった。それ以上にようやく本当の最終予選が始まったとワクワクしてしまいました。


本当の最終予選と言えば、ピッチも審判もようやく最終予選モードって感じでしたね。それでも、ボコボコで悪いピッチも笑っちゃうくらい糞みたいな主審も、ある意味両チームに対して公平ですから、主審のレベルや判定に反応するよりも、いかに早く見抜いて対応するのかが重要なんだと思います。試合が始まってから嘆いても怒ってもピッチも主審も変えることはできないので、その現実の中でどのように最大限の結果を出すか。
そういう意味ではこの試合のアウェイでグループ最大のライバルに対し勝ち点1は悪くない結果だし、悪くないどころかOKな結果だと思っています。勝てればそれに越したことはないけれど、何もかも自分達の思うようにいくわけでもない。オーストラリアサイドから見たらあの退場はないだろうし、日本から見たらあのPKはねーだろと思う。下手なりに公平なジャッジだったと感じてますし、その中でアウェイで最低限の結果は出した。この試合に関してはまったく問題なしです。


ただ、次の9月のホームイラク戦はちょっとだけ難しくなりました。怪我や出場停止のDFをどうするのか。パワーのあるDFなのかスピードのあるDFなのか試合を作れるDFなのか。今までの控え選手を使うのか、新しい選手を呼ぶのか。もちろんまだ時間がありますから他の選手のコンディションなどもどうなるか分からないけれど、残された練習試合は8/15の試合と9/7の2試合しかないから、ザッケローニ監督の腕の見せ所ですね。心配や不安というよりは、ザックがどうするのだろうとその手腕が楽しみでもあります。次のイラク戦に勝ってしまえば早々と山は越えてしまうような気もしますが、まあ何が起こるかわからないのがサッカーですから油断せず楽しみたいです。次の試合はスタジアムに行きたいかも。