オーストラリア戦 前夜

明日、つか今日だ、いよいよWCアジア最終予選のオーストラリア戦。引き分け以上で出場決定だけど、それでも今からソワソワする。さっきリンク先の1993年Jリーグ開幕セレモニーを見ていてそれからの20年を走馬灯のように思い出してた。

http://youtu.be/8lnnImnDc9w

開幕セレモニーの後の試合の結果はともかく、これで日本のサッカーがもっと盛り上がるんだと感じた93年5月。その秋には忘れもしないアメリカWCの出場を引き分けで逃す。絶望とは思わなかったけど、サッカーの神様はこんな仕打ちをするのかと思った93年の秋。

それから4年の時が流れてフランスワールドカップ予選。ジョホールバルでは勝ち越されてようやく追いついて延長に持ち込み、多数のチャンスを作りながらもようやくのゴールデンゴールでの出場決定。見ていて心臓が止まるほどではなかったけど、あれも心臓に悪い試合だった。

自国開催の2002WCは予選免除、本大会が楽しみだけど予選がないのはちと物足りなかった。ただ自国とはいえベスト16まで進出したことでアジアの混戦から一歩抜け出したのも事実で、そこからのドイツ、南アの予選が苦しいながらも本大会に行けない様な不安感はなくなった。枠も増えたし。

そして明日、テレビ局は煽るけど2試合残しで勝ち点が他の4カ国のダブルスコアに近くなってるから、正直最終予選とはいえヒリヒリ感はもうない。でも、ホームの大観衆の声援を受けて、2002年のベルギー戦のような、変な言い方だけど地に足が着いていないような試合をして欲しい。

http://youtu.be/Eany2hZDjHA

勝ち点に余裕を持って相手を受けて立つような試合ではなく、腰高でフラフラしてるけど大声援を背に受けてひたむきに相手ゴールに突き進むような試合。崩してゴールとかではなく、あの試合の鈴木のように足をギリギリまで伸ばしてボールに触るような、そんな焦燥感を感じさせるような試合。

余裕を見せたり綺麗なプレーではなく、ギリギリのところで闘っている姿をホームの大観衆にプレーで見せて、そしてさらにスタジアムの雰囲気が選手のプレーに煽られて一段階ヒートアップするような試合を見せて欲しい。闘え、ニッポン!