イラク - 日本 WCアジア最終予選

しかしザッケローニ監督は真面目な監督ですね、先発メンバー野中でフィジカルコンディションや出場停止以外で試してるのはハーフナーと酒井宏だけかな。


前半終了。
会場のコンディションなのか選手のフィジカルコンディションなのか、日本の選手は足が出ていない感じがします。特にハーフナーは前半45分の出来だったらやっぱ前田だよねって感じがしてしまう。最初の一歩が遅い(重い?)ように見えるのは、予測が相手DFの方が早いからなのか。
ただフィジカルコンディションと言っても岡崎さんはこの試合でもいつもの岡崎さんなので、やはり個々の選手の問題だよね。この前のオーストラリア戦と出てる選手も相手チームも違うから同じようには比べられないけど、それでもハーフナーじゃないよな、と思ってしまう前半45分。


イラクの印象は日本ホームの試合に比べてさらに鋭さが増した印象。決して特別にうまいわけでも強いわけでもないけど、選手の動き出しや突っ込む速度が鋭いって感じです。最後は打つより倒れてファールを貰いたいという中東作戦にかえって助けられているような。あそこで倒れずにもう一歩足を先に出すという風に気持ちが切り替わったら、今よりもっと怖くなるかも。


給水タイムは…、給水タイムが必要な場所でサッカーやっちゃダメだろうと思ってしまいます。あと、香川いたっけ?



ハーフナーと前田、比較になっちゃいますね。今日の出来だとハーフナーじゃなきゃってところが考えにくい、攻撃でも、守備でも。
現地のコンディションや相手の気迫が日本にとって非常に厳しい状態になってますが、日本が目指してるのはこんなレベルではないだろうと思ってしまいます。後半の時間帯もイラクと同じリズムで日本がプレーをしてしまって、イラクの思う壺にはまっている感じです。


守備でボールを奪うまでは細貝選手いいんだけど、攻撃の一本目のパスになる切り換えで安易に失いすぎるのが怖い。特にこのようなコンディションで選手の動きや意識が朦朧としているようなシチュエーションでは、とても辛いしみすみすペースを失ってしまう。他の選手も何度かはありましたが、細貝の失い方が目立ちました。


日本の得点は、もう岡崎さんの執念というかなんと言うか。直前に相手の愚かなプレーで退場者が出て試合の大勢は決していましたが、それでもあの時間帯にあそこまで走り切ってなおかつ浮かさなかった岡崎は素晴らしい。一人だけ違うコンディションでプレーしていたような感じです。その場面での遠藤さんはいつもの遠藤さんでしたけど。シュートじゃないんだよね、あの場面でも。
とにかくこれで勝ってコンフェデに行ける事になりました。コンディション的にはより悪くなってしまったようにも思いますが、勝利への執念のようなものは逆に今日のイラクから学ぶこともあったのではないかと思います。コンフェデでは逆に日本が今日のイラクのようにチャレンジャーになるわけなので、今日のイラクぐらいの闘志は見せて欲しい。