ツール・ド・フランス 第8ステージ

なかなかこちらに書く余裕がありませんが、それでも今年のツール・ド・フランスは今のところプロローグを見逃しただけで皆勤賞を続けています。途中ゴール前30分ぐらいしか見ることができなかったステージもありましたが、それでも1年に1回のお祭りになんとか乗り遅れずに参加しています。
昨日の第7ステージから本格的な山岳コースに入ったわけですが、やはり山岳コースの醍醐味は頂上ゴール。最後の登りにかかって勝負を賭けたアタックを決める選手もいれば、総合の優勝候補なのに無情にも遅れていく選手もいる。そんな悲喜交々がぎゅっと凝縮されているのが山頂がゴールになる山岳ステージだと思っています。


そしてそんな今日の第8ステージですが、やはりドラマがありました。エースを逃げ集団に送り込めたにもかかわらず、ロジャースの落車により戦術の根底がひっくり返ってしまったTモバイル。レース序盤のエースの落車の影響を抱えつつ、善戦するも詰めきれないアスタナ。何をやってもチグハグだけど、結果的にはうまくいったラボバンクなど、各チームの思惑が交錯しとても面白い今日の第8ステージでした。
また選手個々の頑張りとしては、やっぱり凄いぞラスムッセン。そして、どうも黄色いジャージになじめないマヨ。この2人の頑張りが面白かったし、結果にはなかなか結びつかないモローの頑張りも面白かった。それでも、今日のハイライトは落車後の痛みを抱えつつ遅れても走り続けていたロジャースのリタイヤの場面でしょう。あれは切なかったです。